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わかりやすい参考書とは?〜分厚い参考書ほどわかりやすい〜
薄い参考書=簡単、分厚い参考書=難しい、と一般的には思われているようです。
しかし、実は、
分厚い参考書ほどわかりやすいのです。
その理由は法律書における
「わかりやすさ」に深く関係しています。
法律書において「わかりやすさ」とは、「具体的であること」だと断言できます。
例えば、「故意」とか「過失」とか言われてもピンとはきませんが、「故意」は「わざと」、「過失」は「うっかり」というように
具体的にわかりやすい言葉で置き換えると、すぐに理解することができるでしょう。
このように、
具体的な説明・具体的事例の豊富な参考書こそが
「わかりやすい参考書」なのです。
しかし、具体的に説明をするほど、
テキストの分量は多くなってしまいます。
反対に言えば、
分厚い参考書ほど、具体的な説明がされている可能性が高いということです。
分厚い参考書では、読むのに時間がかかるという心配もあると思います。
ところが、具体的事例が多い参考書の方が、法律概念のイメージが持ちやすく、
かえって理解が早いものです。
また、具体的に説明されるのと説明されないのでは、
覚える早さにも雲泥の差があります。
したがって、テキストの分量が多くても、
具体例が豊富な参考書を選ぶことを絶対におすすめします。
具体例が豊富でテキストの分量が多い参考書のことを、以下では
「解説本」と呼ぶことにします。
→おすすめの解説本の紹介
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解説本の知識を基本書に集約する
解説本にも、欠点があります。それは、テキストの分量が多いため、
ピンポイントで知識を覚えるのに不向きであるということです。
そこで、
その欠点を基本書で補います。
基本書とは、文字通り、勉強の「基本」となるテキストのことで、行政書士試験に必要な知識が網羅的に整理されている参考書のことで、
知識を覚えるのに最適です。
解説本で内容を理解した知識を、基本書に集約しながら覚えていくのです。
このように勉強をしていけば、基本書が試験直前の
最高のテキスト(=これさえ見なおせば大丈夫というテキスト)になります。
より具体的な学習法については、
独学学習プランの中で紹介しましたので、参考にしてください。
→おすすめの基本書の紹介
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肢別過去問題集で知識を確認
問題集は、
肢別過去問題集を強くおすすめします。
この問題集は、一般にはあまり知られていない問題集なのですが、過去問を選択肢別に1つ1つ分解し1問1答形式に編集し直されていて、ローラー式に知識を確認することができるようになっています。
とにかく、
知識の徹底的な確認に威力を発揮する問題集なのです。
通常の過去問題集(5択すべてが掲載されているもの)は、試験が迫ってきたら、本番の時間感覚や選択肢の切り方に慣れるために解いておけば十分でしょう。
→おすすめの肢別過去問題集の紹介
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